為替情報を制するには
オリンピックやサッカーワールドカップなどの大きなスポーツの国際大会がどこで開かれるかというのはとても重要な為替情報だと言えるでしょう。日本の高度経済成長の起爆剤となったのは東京オリンピックと札幌オリンピック、それに大阪万博だった事は誰もが認める所ですし、南アフリカのアパルトヘイト拡大を果たし、経済的な発展を促したのはマンデラ元大統領が推進したラグビーワールドカップ誘致でした。
サッカーワールドカップやオリンピックの開催国には多くの観光客や選手団が押し寄せるので経済効果は抜群です。そして多くのスポンサーが付くのもスポーツの国際大会の特徴ですのでその国には多くの外貨がもたらされる事になります。中国の急速な経済成長の影にも北京オリンピックの存在があります。
一方でこれらのスポーツイベントがもたらす経済効果は日本円にして数兆円とも言われていますが、その持続力もまた短いものです。会場となるスポーツ施設や選手村の設営、交通網などのインフラ整備に巨額の資金を投じる事で一時的には労働力の確保にも繋がり失業率も減り、内需の拡大にも貢献しますがオリンピックやワールドカップを当て込んだ中小企業規模の会社や個人商店はイベント終了後に急速に衰退していってしまう傾向があります。
アテネオリンピック後のギリシア、トリノオリンピック後のイタリアがその典型でしょう。それに比べ、テニスのグランドスラムと呼ばれる大会が開催される都市、ニューヨーク、パリ、ウィンブルドン(ロンドン)、シドニーは毎年開かれるビックタイトルなのでイベントに合わせて毎年多くの観光客が訪れる事になり、順調に外貨を獲得出来るので大きな経済危機に陥る事が少ない様です。これはゴルフのグランドスラムにも言える事ですね。
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